大規模イベント
大規模イベント
今回は毎年やらせてもらっている、アフィットで一番大きな屋根付ステジの現場について紹介していきたいと思います。
設営期間1週間
この現場は私たちアフィットがやらせていただいている現場で一番大きな現場になります。手順としては前準備の墨だしから始まり、大人数での設営2日、少人数での設営2日、当日立会い2日撤収1日の大変大掛かりなものとなっています。
墨だし
当日の設営をよりスムーズに行うために前もってステージやテントの位置を決めていきます。500/1スケールの図面の上に計算して出した数値を実際に現場で線引きしていきます。使用したのはオートレベル、ビニールロープ、鉄クイ、これらを使って細かく線を引いていきます。この作業だけで6人がかりで半日を費やしますが、この作業がこの後の全体の効率を「左右するためしっかりと線引きしていきます。
設営(大)1日目
この日に大まかな形を完成させるため大人数で臨みます、屋根付ステージのサイズは屋根となる骨組みが幅12,600mm奥行き5,400mmステージが幅12,600mm奥行き9,000mmステージが屋根より3,600mmほど前にせり出すような形になっておりより大人数でステージに上がることが可能となっています。この日の設営進捗状況は屋根となる片トラスを完成させます、この際預かった横看板をテントの最上部に取り付けます。後ろに出演者の控え室となるパイプテントを約20張り張っていき、同時進行でステージの骨組みを完成させたところでこの日は終了となりました。
設営(大)2日目
2日目となるこの日はステージを完全に完成させることと、パイプテントに横幕を張りめぐりテントを4方閉め切った状態にします。ステージは左側に幅3,600奥行き4,500の突き出しをつくりPAテントをその上に作ります、この際ステージ中央側に雨が流れ込まないように片パイプのテントを張りました、右側にはドラムセットをセッティングしておくための幅1,800奥行き1,800のステージを作っておきます、それぞれ連結が完了したら全面にグレーのパンチカーペットを敷いていき、バックパネルをたてたら全面にビニールを敷いてステージは完成です。同時進行のパイプテントもステージが完成するころには全て完成させました。又ステージの両側に照明、音響を取り付けるための三段のイントレ組みます、これを単管パイプで筋を交わし固定して完成となります。この日はここで作業終了となります。
設営(小)1日目
2人での設営となるこの日は音響用のイントレの設営、仮設トイレの目隠しが主な作業となってきます。イントレは事前に決められたイベント会場内に三段のイントレを4基設置します、車で回りながら一基ずつ確実に固定していきます。午前中をこの作業に費やし午後からは仮設トイレが到着し次第目隠しをやっていきます、自立するポールで枠組みをしたら高さを2,100まであげて垂木で筋を交ったら横幕をはって完成です。この日はこれらを完成させて作業終了となります。
設営(小)2日
この日設営最終日ということで作業のほうはほぼ終了となっていますが、音響屋がスピーカーコードを空中にはわせるための長パイプをテントに抱かせる作業をやっていきます。音響屋にあらかじめ図面上に点をうってもらい、そこにパイプを立てていくわけです。実際は現場で微調整をしながらなので予定位置といくらか変わってしまいましたが問題なく終了。あとは当日を待つだけです。
当日1日目
現地に朝六時半に集合、お客さんや演者の人たちが来る前に最後の作業です。ステージ上に張っていたビニールをはがしスタンバイOKです。後は運営の人と一緒に細かい作業を行っていきます、私たちは業者用のテントで待機しており、なにか問題が発生したときのためにいつでも動けるようにしておきます。この日夕方から点灯式のセレモニーのための一段のイントレを設営します。その上で市長さんや、実行委員会の人たちがスイッチを押すのです。点灯式が無事に終わりこの日の作業はすべて終了となります。後は最終日何事も無く終わるのを期待するのみです。
当日2日目
最終日もあさ六時半に集合、ステージ上の清掃を行い作業は終了、後は前日と同じように問題が発生したときの対応要員としてテントで待機して
います。この日は17時にイベントが終了、出店者のテントについている店名板を回収後作業終了となります。全ての作業が無事に終わり後は撤
去を残すのみとなりました。
撤収日
これまでの作業の分を一日で全て撤収するため大人数で臨みます。パイプテントを撤去するチームとメインステージを撤去するチームに分かれて
作業にあたります、メインステージバックパネルを分解したら、後ろの平台を前方に運んで横付けした4トン社に全て積んでいきます。運び終わ
り次第枠組みを分解していき、片トラステントの下に何も残さないようにします。後は片トラステントを分解していき、他の場所で使用した細かい部材も分解回収して5台のトラックに積み込んで撤収完了です。
全ての作業を振り返り、私たちアフィットができる全力でこの仕事をやらせてもらったと思います。またこれからも機会をいただけるのであればこれからも全力でお客様の声に応えていきたいと考えています。